世の中には様々なダイエット方法があります。
低炭水化物ダイエット、有酸素運動ダイエット、サリメントを使ったダイエットなどなど。
その中で絶対やってはならないダイエット。
それは・・・
絶食ダイエット。
私はこのダイエットでこれまでの生活が一変して人生が破滅しそうになりました。
今回はその失敗談と、みなさんには同じような失敗をしてほしくない気持ちをこめて紹介していきます。
Contents
絶食ダイエットが始まったきっかけ(破滅への道のり)
私は小学生から中学生にかけてすくすくと育ち、いや、育ちすぎて典型的な肥満児になっていました。
小学生の頃はまだ学校生活を楽しく過ごしていましたが、中学生になると思春期を迎える頃に差し掛かります。
ちょうどその頃って異性を気にしたり親に反抗したりと、何かとトンガり始める時期ですよね。
当時、私はクラスの不良になりきれないヤツがリーダーのグループの中でよく遊んでいたのですが、ある時イザコザが起きてそのリーダーと大きなケンカをしてしまったのです。
すると翌日から私はそのグループから排除され、そのリーダーが、ありもしない私の悪口をクラス中に言いふらされ、一切私と口を聞いてはならないという指示も出されました。
そんな状況で気を落として、食事も喉を取らない日が続きました。
ある時、お風呂を上がって久々に体重計に乗っかると…
あれ、、、
2kg痩せてる!!!
気を落としている中、そんな嬉しいことが起きたので大喜びでした。
特に成長期に絶賛増量中のデブからしたらかなりの嬉しいことでした。
…よし、こうなったら絶食ダイエットやってみるか!
この大間違いな考えが人生破滅への第一歩となりました。
絶食ダイエットの効果
私は当時中学2年で170cm 80kgありました。
絶食を始めた頃、私の食事量は通常摂取する量の半分以下でした。
それを1週間ほど続けて2kg減ほどという結果。
この数字だけ見ればものすごい減量率ですよね。
絶食ダイエットは一時的には効果はあります。
この計算でいけば1ヶ月で8kg減
3ヶ月で50kg台まで落とせるじゃないか!
と浅はかな考えが頭によぎり、さらに食事量を減らしていきました。
と思うのですが、当時の中坊にはそんな考えは1mmもない(笑)
そんなわけで途中で減量率が滞り、焦りでさらにエスカレートするする始末。
そんな負のサイクルに陥ってしまいました。
絶食ダイエットの副作用(障害)
元気(力)が出ない
最初に現れる症状として覇気がなくなります。
朝起きても頭がぼーっとしてそれが夕方くらいまで続きます。何をするにしても疲労感があって立ったり歩くことさえ辛い。
最終的には声を出すのさえ辛くなりました。
顔色が悪くなる
減量が始まり、顔はどんどん真っ白になっていきました。真っ白というか青白い。
見るからに病人のような風貌になって、明らかに不健康な見た目になりました。
また栄養不足により肌もガサガサ、冬の時期でもあったので乾燥肌で白い皮膚の粉が吹き出しました。
食事をする時に咀嚼できなくなる
そもそも食事をほとんどしませんから、食べることも辛くなります。
食べるときに顎が動かないんです。
ちなみに減量期間のピーク時の1日の食事といえば
朝:低脂肪牛乳300ml
昼:ヨーグルト200g
夜:ヨーグルト200g
成長期にこの量はヤバくないですか?
しかも、その日の夜の体重計測で200gでも増えていたら翌日のいずれの食事のタイミングは断食。
ちなみに毎朝母親が通学前に弁当を作ってくれていたのですが、それも全部捨てていました。
今考えると本当に何をやっていたんだろう・・・と思ってしまいます。
今でもその愚行には大反省しています。
よくつまづくようになる
日常生活を送るのでさえ辛いですから、運動なんて当然できません。
走ると足がもたつくし、階段の登り降りもできず何度も転びました。
運動神経もこの成長期に伸びなくなっていきました。
体型は細くなったが・・・
3ヶ月ほどすると、体型もスマートになってきました。
この頃で体重はピーク時から−20kgほどでした。
制服がブカブカでしたね(笑)
ただ、全く変わらないところがあるんですよ。
それは
脚!!
特に太ももは一切痩せませんでした。
後から調べたのですが、脚って有酸素運動(特にジョギング)じゃないと落ちないそうです。
絶食だけでは痩せないのですから、お風呂の時に裸になって鏡を見ると何ともカッコ悪いやせ方してるなーって思った記憶があります。
成長期に絶食ダイエットすると・・・
これが私にとって、1番の後悔です。
成長期に絶食すると、
それだけが原因じゃないと思いますが、中1で170cmありましたから背の順でも後ろの方でした。
それに太ってはいましたが、運動神経は悪い方ではなく、いわゆる『動けるデブ』の部類でした。
それが痩せた体と引き換えに、身長と運動神経が奪われました。
その頃からバランスよく食事をしてしっかり運動して健康に痩せていたらと考えると本当に悔やまれます。
神経質になる。そして・・・
絶食は精神面でも障害をもたらします。
口にするもの全て細かくカロリー計算して行くので、非常に神経質な正確に変わっていきました。
そして、唾でさえもカロリーが含まれているのではないかと不安にになり、唾も飲み込めなくなってしまったのです。
最終的にはこんな事態に・・・
半年間での私の減量実績。
80kg→50kg(身長は170cmで変化なし)
これで私の絶食ダイエットは終わりを告げました。
いえ、告げざるを得ませんでした。
私は授業中に気を失って保健室に運ばれたのです。
その後病院で点滴を打ち、通院をする生活となりました。
本当に何をやっていたのだろうと情けなくなる期間でした。
さらに追い討ちをかける絶食ダイエットの悲劇
こんな無謀なダイエットを経験した後ですが、何とか精神的にも元の状態に取り戻し(このリカバリーがまた大変でした。)日常のバランスの取れた食事を摂ることができました。
県外の高校に進学して、中学の苦い思い出を葬り去って楽しい高校生活を送ることができました。
環境が変わると、気持ちも新鮮になって健康を少しずつ取り戻していきました。
しかし食生活が戻るとまた少しずつ体重が増えていき、元の体重とまではいきませんがリバウンドしていきました。
筋肉量は変わらない(むしろ減量で減っていった)ため、代謝量は低いわけですから当然ですよね。
まとめ
現在ではファスティングや一食置き換えダイエットなど食事を制限するダイエット法がありますが、正しく理論を理解しておかないと私のような大失敗を犯してしまう可能性があります。
最終的に病院で診断された時は医師からはハッキリ言われませんでしたが、あの状況は完全に『拒食症』だったと自己診断しています。
食事療法は一切否定しませんが、私の経験上二度とやりません。
30歳を過ぎてまたダイエット(というよりも筋肉量を増やしてかっこいい体を作る)を始めましたが、その時はバランスの良い食事と適度に負荷をかけた運動を両立させたことで、本当に健康的にシェプアアップできました。
運動で減量することは沢山のメリットがあります。
もうね、私の中ではダイエットは『バランス良い食事&運動』一択ですよ(笑)
コロナの影響で減量を考えている際にこの記事がお役に立てると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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