最近、Twitterでパイロット(訓練生含む)向けにこんなアンケートをとりました。
学生時代に部活動に入っていましたか?
部活動は運動部?文化部?
運動部であれば個人競技?集団競技?
こんなアンケートをとってみました。
さて、結果やいかに?!
Contents
結果はこちら!
さて、気になるアンケートの結果はこちらです。
ブログ記事作成の資料としてパイロット(訓練生&P志望の方含む)アンケートに答えて頂けると嬉しいです🙇🏻♂️
学生時代は運動部でしたか?
それとも文化部?
運動部でしたら集団競技?
それとも個人競技?
その他の方はコメント欄にお願いします🤲— KEN✈︎筋肉Pilot (@ken_ken_pilot) March 16, 2023
というわけで運動部が最も多く、その中でも『集団競技』が一番多い結果となりました。
2位に『個人競技』の運動部がランクインしました。
しかし、『個人競技』の中には水泳やバドミントン、格闘技などが挙げられますが、これらの競技は団体戦も入っているので『個人競技』として一括りにできないため、この比率は正確性を欠きます。
しかしながら、『集団競技』が1位ということには変わりありません。
パイロットになるためには部活動への入部は必要なのか
これからパイロットを目指す学生の方で、部活動への入部を考えている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、パイロットに部活動への入部は必要か?考えてみました。
私の考えは、
必ずしも入る必要はない!
パイロットになることと部活動への入部は直結するものではないので、無理して入る必要はありません。
就職活動などにおいてどんな部活動に所属していたか、また部活動でどれだけの成績を収めたかというものは重要視されません。
でも、部活動を通じて得られるものはたくさんあって社会人になってから活かせることもあるので入っておいて損はないと思います。
帰宅部でもいいが、とりあえず何かの部活に入っておく
部活動はとにかく自分の興味のある部に入るべきですね。
俺はパイロットになるために部活に入らずに勉強一筋で頑張るぞ!
という方もいらっしゃるかと思います。
それでもいいかもしれませんが、部活動での経験はパイロットに必要な能力を涵養させることができます。
そして、部活動での功績は当然のこと、目標に向かって真摯に取り組んだ姿勢は入試試験の面接や採用面接での大きなアピールポイントになります。
パイロットになるためにどんな要素が求められるのか
パイロットに必要な素養を挙げると多岐にわたって数えたらキリがないので、今回のテーマとなる部活動で得られる素養に絞って挙げていきます。
パイロットは一人で飛行機を飛ばすことはできません。
一緒に飛ぶフライトクルー、地上スタッフ、整備士などたくさんの人が関わっているので『自分だけではなく他人を思いやる気持ち』が大切ですし、そのためにはコミュニケーション能力や協調性というものは特に大切です。
また飛行訓練では同僚と”成功したこと”、”失敗したこと”など情報交換をして時には切磋琢磨していくことで一人のパイロットとして大きく成長できるので、これらの要素は必要不可欠です。
帰宅部でも『勉強に打ち込んだ姿勢』は評価されるかもしれませんが、上記の要素は養うことは難しいでしょう。
入部するなら集団競技の運動部がおすすめ
さて、Twitterでのアンケートでは
運動部(集団競技)
が全体のほぼ半数で一番多い結果でした。
私も、運動部(集団競技)を勧めます。
前述のようにパイロットは協調性やコミュニケーション能力、リーダーシップなどの要素が求められます。
もちろん、個人競技の運動部や文化部でも培うことはできますが、これらの要素は集団競技においてより効率的に磨き上げることができるのでお勧めです。
私は前職は自衛隊のパイロットでした。
訓練生のときは必ず運動部に所属しなければならないのですが、ほぼ全ての部活が集団競技でした。
また、日常生活においても規則正しい生活に加えて厳しい規律の中で約6年間は訓練生として集団生活をしてきました。
とても厳しい上下関係に集団生活に付き物の連帯責任など苦しい環境でしたが、今思うとパイロットの仕事に活かすことができています。
集団競技の部活のほとんどはそのような環境でしょうし、そのような貴重な経験はパイロットの仕事には当然のこと、社会人としての資質を磨き上げることもできます。
【新隊員の陸上自衛隊体操@大津駐屯地】
3週間前まで高校生だった若者もいます。慣れない集団生活の中で、一つ一つ、物凄いスピードで習得中。この陸上自衛隊体操もその一つ。教育の賜物。来場されたご家族の方々も安心されたことと思います。
隊員に敬礼! pic.twitter.com/10GFk2O777— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) April 29, 2023
個人競技の部活や文化部は適さないのか
では『個人競技』や『文化部』は適さないのか。
私は、そんなことはないと思います。
個人競技では以下の能力を培うことができます。
フライトはクルーが一丸となって一つのチームとして仕事を完遂させるためには集団競技で培える能力は必要ですが、その一方でパイロットは『孤独』の側面もあります。
フライト以外では、定期的に行われる審査や訓練のために準備する期間があります。
基本的には、自分一人で学習がメインになります。
「規程類の変更は何があったかな。」「この変更された手順、どうやったら覚えられるかな。」「最近、航空関係でトラブルはあったかな。」「自分だったらどう対処しようかな」など自発的に考えて学習していかないといけません。
もちろん同僚との情報交換や勉強会も時間をみつけてやることもありますが、同僚と頻繁にスケジュールが合うことはなかなかないですし、スケジュール調整も自主的にプランニングしていかないといけません。
そういった観点から、個人競技で得られる能力もパイロットには必要な要素になると私は思います。
『文化部』ではどうでしょうか。
文化部だって、一つの目標に向かって自分の趣味ややりたいことを極めることは大切なことだと私は思います。
また、文化部であっても同級生や先輩後輩との交流はありますから、コミュニケーション能力を養うこともでき、協調性も培うことができます。
また、文化部ならではのメリットもあります。
特に怪我によって航空身体検査が通らないという危険性を避けられる点は大きなメリットに感じます。
また、パイロットという職は『専門職』です。
経済状況や身体的に支障が発生してパイロットを続けることが難しくなる機会が訪れる可能性はゼロでありません。
そんな時に自分の趣味を活かして違う仕事ができるようなスキルを学生時代に磨いておくのも必要に思います。
まとめ
『パイロットになるために部活動への入部は必要か』
自分なりの考えを話してきましたが、結論としては
入っても入らなくてもいい!
そして入部するなら集団競技?個人競技?文化部でもいいの?
運動部(集団、個人競技)でも文化部でもいいよ!
どのような部活でもパイロットとして、そして社会人になっても活かせることができます。
特に運動部の中でも集団競技の部活はパイロットに必要な資質を大きく磨けると私は思っています。
ブログ記事作成の資料としてパイロット(訓練生&P志望の方含む)アンケートに答えて頂けると嬉しいです🙇🏻♂️
学生時代は運動部でしたか?
それとも文化部?
運動部でしたら集団競技?
それとも個人競技?
その他の方はコメント欄にお願いします🤲— KEN✈︎筋肉Pilot (@ken_ken_pilot) March 16, 2023
どの部活でも言えることですが、最も大切なことは
自分が取り組んできたことにどれだけ情熱を注いできたか。
そのような真摯な姿勢は必ず評価されます。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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